2018年3月10日土曜日

風力発電って…「サイエンスカフェ」を開催しました

本日、科学の話題についてゲストと参加者が気軽に語り合おう(≒おしゃべりしよう)という会、「サイエンスカフェ」(第8回)を開催しました。
今回のテーマは、『仁賀保高原から風力発電を考えよう』で、市内のカフェ「リラクシン」を会場に、市内外から10人の方が参加して行われました。
ゲストは、電源開発㈱環境エネルギー事業部風力事業推進室 金野泰実氏、㈱ジェイウィンドサービス仁賀保事業所 菅股公昭氏、他に、電源開発㈱の社員2名にも参加していただきました。
最初に、情報提供ということで、風車の構造や風力と発電量の関係、風力発電事業のメリット・デメリットについてゲストから説明していただきました。
それに対して、参加者からは建設時の資材の運搬や雷対策についての質問などがありました。
次に、今回のゲストは発電事業者ということで、事業実施までの開発プロセスに関するお話をいただきました。
その点に関しては、電力会社への売電や固定価格買取制度(FIT)について、電力の「地産地消」について、開発手続きの疑問、小型風力発電事業との違いなど、様々な質問と意見が交わされました。
その他、発電事業者と立地地域の住民との「共生」という視点から、目に見える形で地域の振興に関わってほしいという意見もありました。
ゲストからは「風力発電施設を建てて終わり、ではない」と、地元住民とのコミュニケーションが大切なことについて説明があったほか、参加者の質問に一つひとつ答えていただきました。
今回のサイエンスカフェは、「サイエンス」と言うには若干変わったテーマでした。開発行為という機微に関わる点も話題になりましたが、これを契機として、再生可能エネルギーや地球環境などについて興味と理解を広げていただければありがたいです。

それでは、次回のサイエンスカフェもお楽しみに。